妄想「離島の長谷藤」(終)

一志は藤真に図星をつかれたことで、あらためて自分の人生について考えはじめます。
祖父にも「おまえは小さい頃から本心を何も言わないな。おまえは優しくて臆病な奴じゃ」みたいなことを指摘されます。
島も好きだし、祖父も好きだけど、本当は夢を叶えるための自分の力が足りないことに気づくのが怖くて、祖父や故郷を言い訳にしていたことに一志は気づきます。
はじめて島を出ることを現実的に考えはじめた一志はなぜか急に怖くなって、夜中に家を飛び出し、ボールを持ってあのバスケットゴールへ行きます。
するとゴールの下からボールの音がしていて、みるとそこには藤真がいました。藤真も驚いた顔をしています。「一志・・・?」みたいな。
そして二人は久しぶりに本気のワンオンワンをし、疲れて土手に寝転がって、満天の星空を見上げます。
そこで初めて一志は、藤真が東京を離れて島にやってきた理由を聞きます。
 
藤真は小学校からバスケをはじめて、最初は大好きなバスケをただただ楽しくやっていたのですが、高学年になる頃には「天才バスケ美少年」と呼ばれはじめ、テレビの取材なども受けるようになりました。
中学生になるとマスコミや女の子たちが学校にもやってきて、追いかけ回されるようになり、仲良くしていたバスケチームのみんなからも距離を置かれるようになりました。
一試合一試合の得点やミス、プライベートの一挙手一投足まで記事にされ、隠し撮りされ、勝手にちやほや持ち上げられ、勝手にたたかれる、そんな生活が何年も続き、次第に好きなバスケが嫌いになってしまいました。東京も嫌いだと思うようになりました。
そして親戚のつてを頼って、東京から逃げるようにしてこの島にやってきて、一志と出会いました。
「はじめておまえとここでワンオンワンしたとき、久しぶりに、すっごく久しぶりに、バスケが楽しいと思った」
藤真は言いました。一志も同じ気持ちでした。
あのとき初めて、一志も、本格的にバスケがしたい。一人じゃなくてチームプレイがしたい、試合がしたい、と強く思ったのでした。
でも、それはこの島にいる限り叶わない夢で、一志はずっとその気持ちに蓋をしてきたのですが、その蓋を開けたのが藤真でした。
「一緒に東京に行かないか」
藤真は一志に言いました。
「おまえと同じチームでプレーしたい」
「・・・」
「おまえがずっと一緒にいてくれるなら、おれは東京に戻る」
 
どう考えてもこれは愛の告白(笑)
というわけで、満天の星空も手伝ってそんな雰囲気になり、初チューをするのですが、藤真はともかく一志はキスもまったくの初めてなので、ピンポイントでチューできなかったり、歯が当たったちゃったり。
で、なんとなく草むらの上に押し倒すのですが、そこからどうやっていいかも、当然わかりません。
結局、中学生の少年二人に、初めてで、しかもお助けグッズもない野外青姦はハードルが高すぎるため、挿入までは至りませんでした。
でも、お互い「手」で頑張りました。
ちなみに藤真がイクときの言葉は、
「一志、星が・・・星が落ちてくる・・・!」
です。
一志も続いてイクのですが、その時に、小さい頃、母親とこの道を歩いている時に、同じことを言ったことを思い出したりしてました。「おかあさん、お星さまが落ちてくるよ!」「大丈夫よ一志、うふふ」みたいな(笑)。
そんな感じの初エッチです。
 
はっきり言ってこのシーンを書くための、ここまでの長文すべては前振りでした。(コラ)
 
そのあと、東京へ一緒に行くかどうかは思案中ですが、きっと一志は行くでしょうね。
東京で一緒に下宿して一緒に高校へ行くがいいさ!
初挿入はそのときまでとっておけ!
 
そんな話です。(どんな話)
 
殴り書きにお付き合いくださいましてありがとうございます。