妄想「離島の長谷藤」(2)

猛烈に気が向いたので続きを一気に書く!(>_<)
 
 
船酔いから体調が戻って、初めて降り立つ港から、あらためてじっと海を見つめる藤真少年。
「ここから東京は見えないんだな」と複雑な表情をして言います。
「いちおうここも東京だけど」
ボソッと一志。黙ってしまう藤真。
 
藤真は、遠い知り合いが島民にいて、しばらくその家で暮らすとのこと。
一志、同級生少年(←面倒くさいから高野にしとく)、藤真の三人はトラックの荷台に乗せられて移動します。
高野は東京の美少年に興味津々で「名前は」「趣味は」「なんで島に来たの」とかあれこれ話しかけるのですが、藤真は名前だけ答えたものの、あとは膝を抱えて目を合わせません。答えても「別に」とか「知らない」とか。警戒しているというか、心を閉ざしている様子。
「東京ってどんなとこだ?」という質問に対してはしばらく考えたのち「きたないところ」。
一志は、藤真はなにか事情があってこの島に来たんだろうなと察します。
 
東京から来た絶世の美少年は、あっという間に島中の注目の的になります。
小学生から中学生まで、島の素朴で素直な子供達は藤真と仲良くなりたくて仕方がないのですが、藤真本人はそっけなくなかなか打ち解けようとしません。
いちおう、世話役みたいな役割を仰せつかった一志は、島を案内するように先生に頼まれます。
案内中も、うまく会話ができない一志。はじめて口下手な自分を呪います。島には生まれた時から自分を知っている人ばかりなので会話がなくても成り立つのですが、藤真相手だといろんなことがうまく伝えられなくてそんな自分をもどかしく感じました。(あんたそれが恋ってもんだよ)
たぶん藤真はつまらないだろうなという一志の思惑とは反対に、一志にとっては見飽きたものである島の雄大な自然に、目をきらきらさせる藤真。
東京の子には刺激が無くつまらないのではないかと思っていた島デート(?)は、逆に藤真の心を徐々に開かせていったのです。そして二人の距離も徐々に縮まっていくのでした。
そして、最後に昔からの一志のお気に入りというか、秘密の場所、バスケットゴール(海風で朽ち果ててボロボロ)に案内したとき、はじめて藤真は笑顔を見せるのでした。